【結婚指輪を買いに行こう】指輪選びから、制作までの流れ
結婚を決めたふたりにとって、必須の結婚指輪。
とはいえ、初めて購入する結婚指輪。どんな手順で選んでいけばいいのでしょうか。
まずは結婚指輪の大きな流れを知ることから始めましょう。
そして、次はどの種類するのか決めていきます。
種類は店頭に並んでいる既製の結婚指輪、オリジナルのオーダーメイド、ふたりでつくるハンドメイドがあります。
結婚指輪の選び方や種類、また制作の流れを知って、ふたりにふさわしいリングをみつけましょう。
更新:2020.10.01 作成:2020.10.01
目次
1.結婚指輪選びの大きな流れ
ほとんどのカップルは結婚指輪を購入するのは初めての経験だと思います。
まず最初に、一般的な結婚指輪を選ぶ流れを頭に入れておくことが先決です。
なにも予習せずにいきなりジュエリーショップにいっても、とまどうことばかりで多くの時間をロスしてしまうかもしれません。
あるいは、自分たちの考えがまとまらないまま、勧められた結婚指輪を購入してしまうかもしれません。
そうならないためにも、結婚指輪を購入する手順とポイントを頭に入れておきましょう。
1-1.ふたりで話し合い
まずは彼と話し合うことからはじめましょう。
〈話す内容〉
・予算をどうするか
ちなみに「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」(全国推計値)によれば、婚約指輪の平均値は35万4000円、結婚指輪(ふたり分)の平均値は24万1000円。
・結婚指輪へのこだわりは?
指輪のブランドや、ダイヤモンドをつけるかつけないか、プラチナやゴールドなどリングの素材、デザインなど自分たちが優先したいところ、譲れるところなどお互いの考えを共有することをおすすめします。
この最初の意思確認は意外と大切で、いざ購入というときに意見が食い違い店頭でけんかに…というケースもあるようなので必ずしておきましょう。
1-2.情報収集
それぞれの結婚指輪に対する考えがわかったら、次は情報収集です。
雑誌やネットから、どんな結婚指輪があるのか調べましょう。
いろんな種類に目を通すことで、自分たちの好みがだんだん固まってきます。
InstagramなどSNSのチェックもして先輩カップルの意見も参考にしましょう。
1-3.ショップへ
ふたりの好みの結婚指輪のタイプが定まったら、いよいよジュエリーショップへ。
やみくもに回るのではなく行きたいお店を絞りましょう。
めざす店が決まったら、事前予約を。予約しておくと待たされることなく、スタッフから説明を聞きながら、ゆっくり試着もできるのでおすすめです。
Web予約をすると特典が付く店舗もあるので要チェックですね。
1-4.比較検討
気になる指輪をそれぞれ確認できたら、ふたりで検討しましょう。
多くの結婚指輪を見るので、すぐにメモをとると後で助かります。
チェックポイントは、デザインや価格、つけ心地などです。
長く愛用するものなので、店舗のアフターサービスがあるかどうかも確かめましょう。
1-5.結婚指輪の決定
ふたりにふさわしい結婚指輪を決定したら、リング裏に刻印をいれましょう。
ふたりのイニシャルや日付を入れるのが一般的ですが、メッセージを入れるカップルもいます。
結婚指輪はその場ですぐに持ち帰ることができると思われがちですが、刻印を入れるので、その期間が発生します。
ですので、結婚式のぎりぎりは避け余裕をもたすことが肝要です。
店舗にもよりますが、2週間〜1ヵ月はかかると考えておきましょう。
結婚式の日取りが決まったら、3ヵ月前くらいには準備を始めましょう。
ただし、次章でご紹介するフルオーダーメイドの結婚指輪にするなら、半年前から探しはじめないと挙式に間に合わないかもしれません。
2.オーダーメイドの結婚指輪
既製品ではなく、自分たちだけのオリジナルの結婚指輪にしたいカップルは、セミオーダーとフルオーダーでつくりましょう。
セミオーダーは店舗のリングをアレンジしてふたりだけのデザインに制作します。
フルオーダーはデザインナーがふたりの要望を聞き、デザインを描き世界にひとつの指輪ができあがります。
2-1.デザインの相談
セミオーダー・フルオーダーにかかわらず、他の制作例やふたりの希望をもとにデザイナーがイラストを描き提案します。
セミオーダーでは、店舗に用意されたいくつかのデザインをベースに、リングの素材や幅の太さ、曲線、ダイヤモンドの数などふたりの好みに合わせてさまざまなパターンが提示されます。
フルオーダーでは、ふたりが漠然と描いているイメージや、どんな雰囲気にしたいのかなど丁寧に聞き取り一からデザインをおこしていきます。
また、ふたりの共通の趣味や出会いのきっかけなど数多くの情報からインスピレーションを得てデザインの提案も行います。
2-2.見積もり・原型の確認
ふたりの理想の結婚指輪のデザインが決まったら、見積もりと、デザイン、原型を確認しましょう。
説明を聞き、原型に納得したらいよいよ制作のスタートです。
2-3.制作
デザイナーとクラフトマンがふたりの結婚指輪をつくりあげていきます。
オーダーメイドは量産品の2倍以上の工程を有し手間ひまかけて丁寧に制作します。
完成したら、試着をして、違和感がある場合は微調整を行います。
結婚指輪が完成するまでの期間はセミオーダーで2ヵ月、フルオーダーの場合は最低でも3ヵ月以上かかるので、余裕をもって挙式の半年前くらいから探しはじめるのがいいですね。
3.ハンドメイドの結婚指輪
「とことん、ふたりだけの完全オリジナルにしたい!」「結婚指輪の特別な思い出づくりをしたい!」と考えるなら、自分たちで手作りしてみましょう。
「大切な結婚指輪をハンドメイドってできるの?」と疑問に感じられるかもしれませんが、最後の仕上げはプロが行うので安心です。
金属を叩いたり、型をつくったり自分たちで制作工程に携われます。
インテリア家具・収納などDIY(自作)、アクセサリーや洋服のクラフトなどに興味があるカップルに向いているようです。
ハンドメイドの指輪の作り方は主にふたつあります。
金属からつくる方法とワックス型からつくる方法です。
ここでは、後者のロウソクのような素材を使って原型をつくるロストワックス製法についての作業工程をご説明しましょう。
3-1.デザインの打ち合わせ
まずは、スタッフや職人とデザインの打ち合わせをします。
ふたりの好みやこだわりを伝えますが、具体的なイメージがない場合はサンプルリングやスタッフのアドバイスを参考に大まかなデザインを決めます。
より細かいデザインは職人がワックスの原型見本を作るので、それをみて決定していきます。
3-2.制作
いよいよ制作に入り、結婚指輪の原型を作ります。
ロウ素材のチューブワックスを切ったり削ったりしながら、指輪の原型を仕上げます。
失敗しても何度でもやり直しが可能な作業です。
制作時間は2〜3時間くらい。
3-3.仕上げ・完成
むずかしい加工や仕上げはプロの職人が担当します。
ふたりが作った原型を工房で預かり職人が仕上げていきます。
デザイン通りに宝石を入れたり、文字を刻印したりして仕上げの磨き加工をすれば完成です。
完成までだいたい1〜2ヵ月かかります。デザインの自由度によっては3ヵ月近くもかかる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
ちなみに金属からつくる鍛造製法では、棒状の金属材料を叩いたり伸ばしたりしながら輪の形に曲げて溶接して下げる製法です。
デザイン度の自由度は低くシンプルなデザインが多いようですが、最後の仕上げまで携わることができ、当日持ち帰ることができます。
デザインによっては2〜3時間の作業でできることもあるようです。
ただし、ダイヤモンドを加えたり特殊な加工が入るデザインの場合、1〜2週間かかります。
いかがでしたか?
結婚指輪選びはもっと簡単に事が運ぶと思っていましたか?
それとも、もっとむずかしいものと考えていましたか?
いずれにしても、ファッションリングの購入と同じようにはいかないものです。
結婚すればふたりで身につける大切なリングだからこそ、後悔しない結婚指輪を選んでくださいね。
この記事が気に入ったらぜひシェアしてください