【自分たちらしく!】結婚式での個性的、変わった演出について
年齢を重ねれば重ねるほど、知人や友人の結婚式に列席する機会が増えますね。
列席した結婚式のなかで印象に残っている式とはどんなものでしょうか?
最初に出席した結婚式なら、お決まりのケーキカットやキャンドルサービスも新鮮に写り感動したと思います。
ですが、何度も出席していると、内心「あーまた、これか…」と感じてしまうものです。
そこで、ちょっと一工夫した演出を盛り込んで、ゲストに喜んでもらえる結婚式にしてみませんか?
フォーマル形式にオリジナリティをプラスした結婚式、あるいは自由な雰囲気のカジュアルウエディング、ゲスト&ファミリーの参加型など新郎新婦の思いとアイディアを生かした演出を考えてみましょう。
今回はシーン別にさまざまな演出内容を集めてみました。
ぜひ、参考にしてゲストの心に残る演出を考えてみてくださいね。
更新:2021.11.02 作成:2021.11.02
1.目新しい演出にするには?
ゲストに喜んでもらえる演出をしたい。
そう思ってもポンポンとよいアイディアが浮かばないものですね。
ワンパターン演出をしない代わりに、お金をかけて本格的な映像演出や大勢が突然踊り出すフラッシュモブのようなことをしなくてはいけないのでしょうか。
いえいえ、そんな必要はありません。
奇抜な演出もお金をかけなくても、既存の演出に少し工夫を加えるだけでOKです。
3つの工夫をご紹介しましょう。
1-1.ふたりのコンセプトで
ワンパターンを抜け出すには、まずはふたりならではのテーマを決めましょう。
お決まりのベースとなる演出に「ふたりならでは」のものをプラスすればオリジナリティ度はアップします。
最初にふたりのテーマを考えておけば、それに基づいての演出だけではなく、会場装花やBGMなど決めやすくなりますね。
例えば、披露宴で行われるプロフィール紹介。
生い立ちからプロポーズまでスライドでの紹介、もしくは司会者が読み上げるのが定番になっていますね。
プロフィールをパンフレット風に作成して、各テーブルに置いておけば、披露宴開始前のゲストたちは退屈せず楽しめるのではないでしょうか。
「へ〜、小さい頃はこんなんだったんだ」と、普段は見ることがなかった新郎新婦の生い立ちを仲間と目にしながら盛り上がりそうですね。
1-2.遊び心とサプライズで
「サプライズ」といっても無理やり驚かせたりする必要ありません。
ここでいう「サプライズ」はゲストに期待をよい意味で裏切らせることなのです。
「思っていたより美味しい」「思っていたよりおもしろい」など期待していた以上のことが起こると印象に深く刻み込まれるものです。
ではどうすればいいのでしょうか。
例えば、
- ふだんはふざけていることが多い新郎が真剣な想いを綴った手紙を読む。
- 真面目な花嫁から想像できない失敗談を紹介する。
- 強面の人物が人前で涙を流すような演出。
といった風に誰もが予想しない意外な一面に触れることで、大きなサプライズになりますね。
ゲストをちょっとビックリさせよう!という遊び心も必要かもしれません。
1-3.ふたりの関連で
ただし、サプライズを意識しすぎて、ふたりに関係のない演出は避けるようにしましょう。
たとえば、芸能人からふたりに向けてお祝いのビデオメッセージが流れたとします。
会場は「うわぁ!」と一瞬盛り上がるでしょう。
しかし、その芸能人とふたりに関連やつながりがない場合は、きっとゲストは「新郎新婦と関係ないのに‥」と思ってしまうでしょう。
何となく白けた余韻だけが残ってしまいそうです。
意表をつくすばらしい演出もふたりに関係がなければ、結果的には「残念な感じ」しか残らないので、気をつけましょう。
2.印象に残る演出内容は?
幸せな門出にふさわしく、かつ、ゲストの記憶にしっかり残る演出をしたいもの。
ですが、「印象に残る」=「いかに個性的か」と短絡的に考えないように注意しましょう。
「ゲストの目線にたった演出」が大前提です。
ゲストの立場にたち、ふたりのオリジナル性を出しつつ招待客に喜んでもらえてはじめて、記憶に残る素敵な演出といえるでしょう。
結婚式にはさまざまな場面があります。
それぞれのシーン別に演出をご紹介していきますので、ぜひ、アイディアのお助けにしてくださいね。
2-1.挙式
時間にして20〜30分の挙式ですが、けっこういろんな演出ができるものです。
〈同じ衣装で揃えるブライズメイド〉
新婦の友人や姉妹から選ばれる花嫁の付添人のことをブライズメイド(2〜5人)と呼びます。
同じ衣装を着たブライズメイドに花嫁の身の回りのお世話をしてもらいましょう。
ドレスの裾を直したり、指輪交換の時にブーケやグローブを預かったり、フラワーシャワーでは花びらをゲストに配るなど、いろいろな役目があります。
ブライズメイドの存在はその場を華やかにしてくれます。
〈ゲストも参加 リングリレー〉
基本的にゲストは座っているだけの挙式ですが、リングリレーは全員が参加できる演出です。
結婚指輪をゲスト全員でリボンをもちリングを通しながら新郎新婦のところまで運びます。
ゲストみんなの協力がなければ成り立たない演出なので、一体感が生まれるでしょう。
〈ライスシャワー〉
定番の花びらを使った「フラワーシャワー」ではなく、お米で「ライスシャワー」をしてみましょう。
「将来食べることに困らないように」「充実した暮らしが送れるように」という意味が込められています。
ありきたりの花びらではなく、お米にすればお祝いムードがより高まりそうですね。
ほかにもフェザーシャワー、リボンシャワー、バブルシャワーなどもあります。
2-2.受付
披露宴がはじまるまでの時間を過ごす受付に、ちょっとした演出があるとゲストは嬉しいものです。
〈ウエルカムボードによせ書き〉
披露宴開始までの時間を利用して、ウエルカムボードによせ書きをしてもらいましょう。
どんどん埋まっていくボードを見ているだけでも楽しめますね。
新郎新婦にとっても嬉しい記念になります。
〈お揃えのDIYアイテム〉
新郎新婦が手作りしたDIYアイテムをゲスト全員につけもらうことで統一感を味わうことができます。
ロゼットやコサージュ、フィンガーリング、蝶ネクタイなど、当日の装いの邪魔にならないものにしましょう。
2-3.披露宴会場
披露宴会場でもふたりらしい演出が可能です。
〈テーマをまとめておく〉
席次表や席札、メニューは手作りにして同じテーマでまとめるとおしゃれです。
例えば、「海」をテーマにした会場コーディネートなら、ペーパーアイテムにも「海」をちりばめましょう。
新郎新婦の工夫が表現できる演出です。
〈ゲストの関係性を書く〉
ゲストのテーブルにはお互い知らない友人同士が座ることもあります。
席次表に新郎新婦とゲストとの関係を記しておくと話をするきっかけになり、ゲストにとってありがたい心遣いといえますね。
〈ゲストへメッセージ〉
席札に新郎新婦の直筆のメッセージを書いておきましょう。
直筆は温かみがあり、受け取るゲストはほのぼのとした気持ちになりますね。
2-4.新郎新婦入場&再入場
新郎新婦の入場やお色直しをしてからの再入場にも工夫してみましょう。
〈巨大クラッカーで入場〉
複数の人数で持たなければならない大きなクラッカーを鳴らして派手に入場。
かなりインパクトのある入場になりますね。
〈お姫様抱っこで入場〉
新郎が新婦をお姫様抱っこして入場すると、盛り上がることまちがいなしです。
お姫様抱っこは絵になるシーンなので、ふたりにとっても素敵な記念になりますね。
〈想定外の扉から〉
再入場のときも最初の入場と同じ扉からふたりが入ってくるのが一般的ですが、誰もが予想しなかった場所からの再入場はサプライズとなりますね。
〈ダンスしながら〉
突然ダンスミュージックがかかり、新郎新婦は踊りながら再入場。
会場はおおいに盛り上がるでしょう。
2-5.ケーキ入刀
お決まり演出でもやっぱり「ケーキ入刀」はしたいですね。少し工夫してみましょう。
〈両親も参加〉
ふたりで行うケーキ入刀ですが、趣向を変えてお互いの両親にも加わってもらい6人でケーキ入刀。
なかなか珍しい光景ですね。ゲストも楽しんでくれそうです。
〈ラストバイト〉
両親から新郎が食べさせてもらう「ラストバイト」。
立派な大人になって親からの「あーん」は絶好のシャッターチャンスになりますね。
〈両親がファーストバイト〉
大先輩である両親にファーストバイトの見本を見せてもらう演出です。
両親にとっても忘れられないシーンになりますね。
2-6.テーブルラウンド
新郎新婦が各テーブルをまわるキャンドルサービス。ロマンティックな演出ですが、ちがう形でテーブルラウンドをしてみましょう。
〈ドリンクサービス〉
ゲストにビールやソフトドリンクを注いで回る演出。
ゲストひとり一人と話せる嬉しい演出のひとつですね。
〈ギフトを配る〉
それぞれゲストにふさわしいプチギフトを新郎新婦が配ります。
ゲストのお土産にもなり喜ばれる演出のひとつです。
2-7.手紙
終盤に登場する「手紙」にもアイディアを。
〈子育て感謝状〉
手紙の代わりに両親へ「子育て感謝状」を渡します。
口では言いにくいですが、これまで育ててもらった感謝の気持ちを伝えることができますね。
〈母親からの手紙〉
新婦からの手紙が定番ですが、母親からの手紙の演出です。
普段はなかなか耳にできない母親の言葉は一生忘れられない宝物になりますね。
もちろん、新郎新婦もゲストも涙が溢れることでしょう。
いかがでしたでしょうか。
ふたりの結婚式なので、常識から逸脱しなければ、自由にやってよいと思います。
ただし、会場側の都合もあるので、できるかできないかの事前確認は必要です。
また、異常なほど盛り上がりすぎる演出は、両親や親族から喜ばれないケースもあるようなので、“ほどほど”を心がけたいもの。
ゲストみんなに配慮しつつ、列席者が楽しんでもらえるような演出を選んでみましょう。
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