今さら聞けない 婚約指輪とファッションリングの違いって何?|ウェディング・ドア
女性がプレゼントされて喜ぶアイテムのひとつがアクセサリー。
クリスマスや誕生日には彼から指輪をもらうこともあるでしょう。
その段階で受け取るのはファッションリングがほとんどです。
ゴールドやイエローゴールド、シルバーを用いた華やかなデザインが魅力なファションリングですが、婚約指輪との違いってどこにあるでしょうか?
ただ、単純にプロポーズにもらうのが婚約指輪で、誕生日などにもらうのがファッションリングではありません。
婚約指輪を贈るということに明確な概念が存在しています。
また、用いる素材や宝石、デザインにも違いがあります。
婚約指輪とファッションリングの違いについて、今さら聞けない基本的ことからわかりやすく説明していきましょう。
更新:2023.10.21 作成:2023.10.20
婚約指輪の概念
婚約指輪を贈られる場面は、人によってさまざまです。
プロポーズでロマンティックに渡されるケースもあれば、結納式で正式に贈られたり、さりげなくプレゼントされるなど、いろんなパターンがあります。
ですが、贈る意味は結婚したい意思を伝えることで、それを形にしたものが婚約指輪なのです。
婚約指輪はただのプレゼントではなく、ふたりが婚約した証となるものなので、彼から誕生日や記念日に贈られるファッションリングとは異なります。
同じ彼からもらうリングでも婚約指輪は決意と愛が込められたものになります。
婚約指輪とファッションリングとの違い?
婚約指輪とファッションリングの違いは概念や前提だけではありません。
婚約指輪は宝石が主役になります。
ちなみに、選ばれるほとんどがダイヤモンドになっていますが、ルールは存在しません。
宝石をメインにするのは、婚約指輪が結婚の意思を伝えるリングでもあるからです。と同時に、高価な指輪を贈ることで「結婚したい」という意思表示と覚悟が込められているからです。
一方、ファッションリングは、デザインが主流となります。
ジュエリーというよりかはアクセサリーのカテゴリーに入るのが一般的です。
女性のファッションに合わせて、自在にコーディネートできるので、多種多彩なデザインが揃っています。
ファッションリングでもダイヤモンドが使用されるケースがたくさんありますが、婚約指輪が1石で比較的大きめのダイヤモンドがあしらわれるのに対して、ファッションリングではメレダイヤと呼ばれる小粒のダイヤモンドが主流になります。
ですので、用いるダイヤモンドの大きさや質が違えば、当然のことながら価格が大きく異なってきますね。
婚約指輪は約10万円〜と高額ですが、ファッションリングは数千円から購入が可能です。
婚約指輪とファッションリングとの違いをより具体的にみていきましょう。
素材が違う
婚約指輪はプラチナ(PT900またはPT950)またはゴールド(K18)が主流です。
「PT」の後の数字はプラチナの純度を表しています。
「PT1000」はプラチナ100%という意味になりますが、実際には存在せず、99.95%が限界のようです。
「PT900」や「PT950」が選ばれることが多いのは、プラチナは柔らかく粘るという特性をもった金属です。
そのため、他の金属を混ぜて強度を強くする必要があるため、「PT900」や「PT950」が主になります。
ゴールドは「K24」が100%の純金となります。「K18」が選ばれるのは日常生活で身につけても変色・変質が起こりにくいからです。
ファッションリングではシルバーやゴールドでも純度の低いK9が主な素材になります。
プラチナやゴールドに比べて、シルバーは安価で強度がありますが、ずっと身につけていると変色しやすいという難点があります。
そのため、シルバーリングは一生ものの指輪には不向きで、流行やファッションに合わせて着けるのがふさわしいとされています。
ダイヤモンドが違う
婚約指輪にセットされているダイヤモンドは天然ダイヤモンドのみ発行される鑑定書があり、ダイヤモンドのカラット(重さ)はもちろん、カラー(色)やクラリティ(透明度)、カット(プロポーション)など品質についての情報が記され証明されています。
ファッションリングにセットされる小粒のダイヤモンドには鑑定書はありません。
なかには鑑定書のついたダイヤモンドがセットされたリングもありますが、主に天然ダイヤモンドであることを記すのみで、品質に関わる証明はありません。
デザインが違う
婚約指輪の多くが真ん中に大きなダイヤモンドをもってくるので、ゴージャスで豪華です。
生涯身につけることを前提にしているので、強度を保ちながら流行に左右されず長くはめられるデザインになっています。
ファッションリングの場合、親指から小指までそれぞれの指に合ったデザインになっています。
太い親指や長い中指にはボリューム感を出し、細い小指には繊細で華奢な雰囲気のデザインと、身につける指に応じてバリエーション豊かです。
流行を意識したデザインになっていることが多いので、5年前や10年前に購入したファッションリングに対して違和感や古さを感じてしまうこともあるでしょう。
とても豪華で華やかに見えるファッションリングであっても、使っている素材やダイヤモンドの品質などが婚約指輪と異なります。
見た目だけでなく、贈る前提がある婚約指輪とファッションリングとでは大きく違いますね。
婚約指輪は一生に一度の大切な贈り物。
男性にとっては一世一代のプレゼントであり、女性にとっては幼い頃からの憧れの指輪になります。
それだけに10年、20年先も後悔しないとっておきの婚約指輪を見つけて、指輪とともに幸せな人生をふたりであゆんでくださいね。
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