エタニティリングとは?自分で買う場合の種類や選び方!
永遠の愛を象徴するといわれているエタニティリングは、パートナーへの特別なプレゼントとして人気があるジュエリーです。
そのため、指輪は自分で買うのではなく、誰かからプレゼントされるものと思う方もいるかもしれませんが、そのようなことはありません。
エタニティリングは自分自身へのご褒美にもおすすめの指輪です。
ここでは、エタニティリングの種類の他に、選び方や付け方などを詳しく解説します。
ぜひ、購入する際の参考にしてください。
更新:2024.06.12 作成:2024.06.12
目次
エタニティリングとはどういう指輪?
エタニティリングは、別名エターナルリングとも呼ばれている指輪で、指輪の名に冠する「エタニティ」、「エターナル」は永遠という意味です。
名前の由来は、宝石が連続して並ぶさまが「永遠」を連想させるためといわれています。
そのため、永遠の愛と絆を象徴するイメージを持つエタニティリングを、結婚指輪や婚約指輪としてパートナーへのプレゼントに選ぶ方も多いでしょう。
リングの地金の素材はプラチナやゴールド、埋め込む宝石はダイヤモンドですが、カラーストーンを使用する場合もあり、デザインによっては普段使いができる指輪です。
エタニティリングは既婚者だけ?独身でも付けたい
永遠を意味するエタニティリングは、結婚指輪や婚約指輪として選ばれるケースが多いため、エタニティリングは既婚者が付けるものというイメージがあります。
しかし、既婚者のみが付けられる決まりはなく、独身の方は普段使いのファッションリングにもおすすめです。
そもそもエタニティリングは15世紀ごろに魔除け用の指輪として作られ、ダイヤモンドが外れないように並べて留めたのが始まりといわれています。
現在ではデザインの美しさから、既婚、独身関係なく指先のおしゃれアイテムとして購入する方もいるほどです。
エタニティリングを自分へのご褒美に買おう!
指輪は誰かからプレゼントされるだけのものではなく、自分自身で購入するのも問題ありません。
横に並んだダイヤモンドの美しさが魅力的なエタニティリングは、誕生日やクリスマスなどの特別な日に自分へのプレゼントとしてピッタリです。
また、デザイン性のあるエタニティリングはファッションリングとしても使い勝手がよく、他の指輪と重ね付けしても映えるため日常のおしゃれにアクセントを加えてくれます。
大切な方へのプレゼントとしてはもちろんですが、普段お仕事や家事を頑張っている自分へのご褒美にもエタニティリングはおすすめです。
エタニティリングの種類
ここでは、エタニティリングの種類をご紹介します。
エタニティリングには、リングの周囲全体にダイヤモンドが連続して取り付けられているフルエタニティリングと、上側半分のみにダイヤモンドが付いているハーフエタニティリングの2種類があります。
フルとハーフ、見た目が異なるだけでなく、使用感などそれぞれに特徴があります。
エフルエタニティリング
フルエタニティリングはリングの周囲全体にダイヤモンドが連続して埋め込まれているので、見た目にも華やかで豪華なイメージがあります。
その見た目の豪華さから、フルエタニティリングは普段使いよりは、フォーマルなシーンでの使用がおすすめです。
また、リングの周囲を隙間なくライン状に付けたダイヤモンドがどの角度からでも光り輝いて見えるため、指輪が回ってずれてしまっても、その都度直す必要がありません。
ただし、このタイプの欠点は、宝石が地金に隙間なく埋め込まれているため、指輪のサイズ変更が難しい点です。
ハーフエタニティリング
ハーフエタニティリングは、リング上部の半分程度にダイヤモンドが埋め込まれており、指の隙間に当たる部分に宝石が付いていません。
そのため、ごつごつした感触がなく肌触りが滑らかなのが特徴です。
宝石が付いている部分を手のひら側に回せばシンプルな地金の指輪になり、TPOに合わせて宝石部分と地金部分を使い分けできるのでおすすめです。
ダイヤモンドがフルエタニティリングと比べて半分の数なので、リーズナブルな価格になっています。
ハーフエタニティはファッションリングとして使いやすいのが魅力的です。
リングに使用する素材
指輪の地金に使用する金属は見た目や使い心地だけでなく、価格に大きな違いがあるのが特徴です。
ここでは、代表的なプラチナ、ホワイトゴールド、イエローゴールドの3つの金属それぞれの特徴とメリットデメリットを解説します。
金属アレルギーを起こしやすい素材もあるので、指輪選びの際には注意してください。
プラチナ
プラチナは「Pt」と表示され、数値が高いほど純度が高くなります。
柔らかく加工しやすいですが、純度が高すぎると柔らかすぎて傷つきやすくなるため、バラジウムやイジリウムを10%混ぜたPt900の合金が使われるケースが多いようです。
その他に、プラチナは品質が安定しており、熱に強く、酸やアルカリなどの物質に反応しにくい特徴があります。
プラチナは金属アレルギーを起こす可能性が低い金属といわれているので、アレルギーが心配な方にもおすすめです。
ホワイトゴールド
ホワイトゴールドは見た目がプラチナに似ていますが、プラチナよりも軽く、価格もリーズナブルなため比較的購入しやすい金属でしょう。
ゴールドは耐久性が高く加工がしやすいため、繊細なデザインの彫金も可能です。
ホワイトゴールドは白い色味を出すために金75%、銀15%、パラジウムかニッケル10%の合金になっています。
合金する際にニッケルを使用した場合は、金属アレルギーを引き起こす可能性があるため、敏感肌の方にはあまり向かない素材です。
イエローゴールド
イエローゴールドは華やかさと高級感がありながら、温かみのある山吹色のような色合いが日本人の肌になじみやすい合成金属です。
合金する際の一般的な割合は金75%、銀15%、銅10%ですが、銀の割合を多くすれば黄色味が強く、少なくすればオレンジ色に近い色味になるのが特徴です。
金はアレルギーを起こしにくい金属ですが、イエローゴールドは合金のため、銅など他の金属にアレルギーがある方は着用を控えたほうが良いでしょう。
ダイヤモンドの取り付け方法
地金にダイヤモンドを取り付ける方法によって見た目や耐久性、お手入れのしやすさなどが変わるため、購入する際には石の留め方も考慮するとよいでしょう。
ここからは、ダイヤモンドの取り付け方法の中から、爪留め、彫り留め、レール留め、パヴェ留め、覆輪(ふくりん)留めの5つについて解説します。
爪留め
爪留めには4本の爪で留める「4本爪留め」と、隣のダイヤモンドと爪を共有する「共有爪留め」があり、ダイヤモンドを金属の爪でしっかりとつかんで固定します。
しかし、爪留めは使い続けているうちに爪が壊れたり緩んだりする場合があるのと、埃などが隙間に入りやすく、お手入れに手間がかかるのが難点です。
この留め方は、ダイヤモンドの表面が広く大きく見えることと、光をよく反射して美しい輝きを放つのが魅力です。
彫り留め
彫り留めは地金を彫り起こして爪を作り出してダイヤモンドを留め付けるやり方で、高度な技術力が要求される方法です。
ダイヤモンドが地金に埋め込まれる形で固定されるため、留め付けが安定していて落ちるリスクが低いのが特徴になっています。
ダイヤモンドを埋め込むようなデザインのため、表面の凸凹が少なく洋服などに引っかかりにくいのもポイントです。
デメリットは、ダイヤモンドの交換やサイズ直しなどの修復が難しいことが挙げられます。
レール留め
ダイヤモンドの上下を地金のレールで挟み込んで留めるのがレール留めです。
強めに挟み込んでダイヤモンドを留め付けるため、石が安定して固定されます。
爪がないため表面の凸凹が少なく、引っかかりにくいのもポイントです。
この留め方はレールの幅が広くなると地金の存在感が増し、地金の色や質感など素材そのものを楽しめる魅力があります。
デザインもシンプルなため、フォーマルはもちろんカジュアルスタイルにもおすすめです。
パヴェ留め
パヴェとはフランス語で「石畳」を意味します。
ジュエリーでのパヴェ留めは、その名のとおり小さなダイヤモンドを地金の間に敷き詰めてセットする方法で、豪華な輝きと高級感があるのが特徴です。
高度な技術が必要なため、この技法でダイヤモンドを留め付けられるのは限られた職人のみともいわれています。
見た目はリング全体がダイヤモンドで覆われたようなデザインで、爪の数が多く繊細な造りと石の輝きを合わせた美しさが魅力的です。
覆輪(ふくりん)留め
覆輪(ふくりん)留めは、ダイヤモンドを1粒ずつ地金で包むように覆い、リングに固定する方法です。
ダイヤモンドを留める地金の面積が広いため、石が外れにくいのが特徴です。
若干、控えめな輝きになりますが、石が大きく見えてデザイン性も高いことから、フォーマルよりはカジュアル向きでしょう。
ダイヤモンドを覆う地金の加工方法によっては、カジュアルだけでなくアンティーク調のデザインもあります。
ダイヤモンドのカッティングの種類
ダイヤモンドはカッティング方法によって輝きや美しさに差が出る宝石です。
これまで、ダイヤモンドという宝石の魅力を最大限に引き出すために、さまざまなカッティング方法が編み出されてきました。
ダイヤモンドのカッティング方法として知られているラウンドブリリアントカット、プリンセスカット、バゲットカットの3つの技法をご紹介します。
ラウンドブリリアントカット
ダイヤモンドのカット方法で一番先に思い浮かべるのが、ブリリアントカットではないでしょうか。
ラウンドブリリアントカットはダイヤモンドがもっとも輝くように、その特性を数理的に分析して屈折率と反射から最大限の輝きを引き出す技法です。
このカット方法は、多数の面と対称的な形状が光を効果的に反射し、美しく輝く特徴があります。
ブリリアントカットは多くのジュエリーデザインにマッチするため、幅広いスタイルに合わせやすいのもポイントです。
プリンセスカット
プリンセスカットはダイヤモンドを正方形に切り出し、ブリリアントカットを施したカッティング方法です。
4角の先端がシャープになっており、円形のカットにはない繊細さのなかにも力強さが込められた輝きを放ちます。
このカッティングはファセットの数が多いのも特徴で、光を受けてキラキラ輝くさまはとても魅力的です。
正方形に切り出したダイヤモンドはクールな印象があるため、気品と大人な雰囲気を楽しめるデザインになっています。
バゲットカット
バゲットカットを施されたダイヤモンドは長方形で平らな面を持ち、シンプルで洗練されたデザインとクリアな輝きを放ちます。
長方形のカットはエメラルドカットと似ているカッティング方法ですが、バゲットカットは角に丸みがなくシャープになっているのが特徴です。
ブリリアントカットに比べて輝きは少ないですが、ダイヤモンドの内部が良く見えるため、石の透明度の高さと、スマートでシャープな印象を楽しむデザインでもあります。
普段使いする場合の選び方
普段使い用のエタニティリングには、ファッション性の高いデザインが適しています。
結婚指輪や婚約指輪に見えないデザインやダイヤモンド以外の宝石、イエローゴールドの地金のものを選びましょう。
購入する際にはブライダルブランドは避け、ファッションジュエリーやデザイナーズブランドから選ぶのもポイントです。
とくに、重ね付けを意識した派手すぎずシンプルなデザイン、使い勝手の良い薄めのリング幅を選ぶとさまざまなシーンや装いに合わせやすくもなります。
他にも耐久性や着け心地、お手入れのしやすさなども考慮するとよいでしょう。
また、金属アレルギーがある人は、プラチナなどアレルギー反応が出にくい素材を選ぶのも大切です。
エタニティリングの付け方
既婚者は結婚指輪としてエタニティリング1本だけの着用や、ファッションリングとして他の指に付けるのもおすすめです。
独身者の場合は、左の薬指以外ならどの指に付けても問題はないため、好みの指に付けましょう。
既婚、独身どちらにもいえることですが、エタニティリングの一番おすすめの付け方は重ね付けです。
2本の細身の指輪を重ねて付けると、手元がとても華やぎます。
指輪の重ね付けは組み合わせる地金や石の色次第でイメージが変わるため、自分の好みでいろいろな楽しみ方ができるのが、エタニティリングの良いところです。
まとめ
エタニティリングは永遠の愛を象徴するリングというイメージから、既婚者の指輪と思われがちですが、独身の方も問題なく付けられます。
ダイヤモンドの輝きが美しいエタニティリングは、誰かから贈られるだけでなく、自分自身への特別な贈り物にも最適です。
いつもと違うワンランク上のおしゃれを楽しむ際にもエタニティリングはピッタリではないでしょうか。
どれを購入したらよいか迷ったらWAKO BRIDALのサイトを覗いてみませんか。
きっと素敵な指輪と出会えるでしょう。
この記事が気に入ったらぜひシェアしてください