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【結婚指輪の割り勘を提案されて悲しい…】割り勘ってどうなの?ネガティブな気持ちを払拭する方法
「結婚指輪を割り勘にしようと言われて悲しい」
「承諾はしたけど、なんかモヤモヤする」
結婚指輪の割り勘を提案された場合、このような感情をお持ちの方は多いのではないでしょうか。しかし、従来は男性が結婚指輪を全額支払うことが主流でしたが、現代では割り勘で購入するカップルも増えているんです。
今回は、割り勘でモヤモヤする理由と現代のカップルの実情、二人が納得する結論を出すためにするべきことを紹介します。
この記事を読むことで、少しでもポジティブな気持ちになっていただけたら幸いです。
更新:2025.02.14 作成:2025.02.14
目次
「割り勘」でモヤモヤする背景にあるもの
そもそも、割り勘でモヤモヤを感じる理由は何なのでしょうか。結婚指輪の支払いが割り勘だった場合にモヤモヤを感じる理由は人それぞれです。しかし、多くの場合は社会的な背景や価値観などが影響していると考えられます。
まずは自分がなぜモヤモヤを感じているのかを理解することで、対処法が見つかったり、捉え方が変わったりするかもしれません。ここでは、モヤモヤを引き起こす代表的な要因について解説します。
「結婚指輪は男性が支払うもの」という価値観
「結婚指輪は給料の3か月分」と言われた時代があったように、以前は結婚指輪は男性が支払うという価値観が主流であり、男性が女性のために奮発するものという印象が現代においても強く残っています。
結婚指輪の割り勘を提案された女性の中には「パートナーは私にお金を使いたくないのだ」と感じてしまう場合もあるでしょう。結婚指輪が愛情の証明と考える女性も少なくなく、これは従来の価値観が強く残っていることが要因と考えられます。
「ロマンチックではない」という感覚
プロポーズされることや結婚指輪をもらうことは、多くの女性の憧れであるといっても過言ではありません。このような場面は映画やドラマでも感動的なシーンとして描かれることも多く、夢を持っている女性も沢山います。
そのため、「割り勘」という現実的な選択肢に対して、夢にみたシチュエーションとのギャップを感じ、「ロマンチックではない」「理想と違う」とモヤモヤしてしまう要因となります。
「世間体」や「周囲の目」を意識する心理
周囲に対して、「割り勘で購入した」と伝えることに抵抗がある人もいます。ご両親の世代では男性が支払うことが一般的であった時代背景も考えられ、割り勘だったことを両親に聞かれることへの不安を感じる場合もあるでしょう。また、結婚指輪を男性に支払ってもらった人が周囲にいた場合に比較してしまったり、パートナーを悪く言われてしまうのではないかと不安になったりということも考えられます。
結婚は二人の問題であり、世間体などは関係ないと分かっていても、モヤモヤを感じてしまう人は多いです。
「価値観の違い」に対する懸念
結婚指輪の支払いに関する考え方の違いから、「お金をかけるべき所はどこか」といった意味での金銭感覚の違いにモヤモヤするケースもあります。また、「結婚後も色々な場面で価値観の違いが出てくるのではないか」と不安に感じることも考えられます。
話し合って割り勘にすることを承諾した女性であっても、どこか納得できない部分を抱えている可能性はあり、これから始まる結婚生活全体へ不安を持ってしまう人もいます。
結婚指輪を割り勘で購入するカップルも増えている
しかし、現代においても結婚指輪を支払うのは男性が多いのでしょうか?マイナビウエディングが2023年に行った調査によると、結婚指輪を二人で支払って購入したという人は55%、男性が支払ったという人は38.8%でした。この調査では金額の負担割合についての言及はありませんでしたが、「結婚指輪は二人で買うもの」という価値観に徐々に変わりつつあるようです。
「結婚指輪を割り勘にしようと言われて悲しい…」と感じていた方も、「現代では結婚指輪は二人で買うものという価値観に変化している」と捉えると気持ちも変わるのではないでしょうか。
もちろん、誰が支払うかに正解はありませんので、二人で納得するまで話し合って決めるようにしてくださいね。
割り勘での購入が増えている背景
結婚指輪を割り勘で購入するカップルが増えている背景には、主に社会的な変化や価値観の多様化などが考えられます。ここでは、その背景について具体的に解説します。
女性の社会進出
結婚指輪を割り勘で購入するカップルが増加している大きな理由が、女性の社会進出ではないでしょうか。従来の日本では、男性のお給料は女性よりも高いことが一般的でした。しかし女性の社会進出によって、性別によるお給料の違いが無くなったことは周知の事実ですね。
これにより、男女ともに経済的に自立していることが増え、男性が全額負担をする必要性が薄れていると言えます。
ジェンダー平等意識の高まり
前述の内容に付随する部分として、ジェンダー平等意識が高まっていることも大きな理由の一つです。近年、性別に関係なく対等な関係を築こうとする意識が高まっています。特に共働きのカップルにおいては、経済的な負担を分け合うことが自然であると考えるケースも少なくなく、金銭面においての費用を折半していることも多いです。
個人主義の増加
自分が使う指輪に対して、自分で費用を負担することをポジティブに捉える人も増えています。「買ってもらうよりも、自分で買う方が満足感がある」という考え方であり、社会的な地位や自立の象徴として前向きに捉えていることも多いです。
その他の支出との兼ね合い
結婚式や新婚旅行、新生活にかかる費用など、結婚する際には結婚指輪以外にも多くの出費があります。すべての費用をどちらかが負担することは現実的ではないため、お互いが無理なく費用負担を分担し、支出を調整しようという考え方も一般的になっています。
また、生活費の高騰なども影響し、結婚関連の費用を抑えて今後の生活や家計を重視する価値観も広がっていることも要因にあげられます。
これらを踏まえると、割り勘は決してネガティブなものではないのではないでしょうか。前述のような理由から婚約指輪を割り勘で購入しているカップルは少なくなく、今後も増加することが予想されます。
二人が納得するために行うべきこと
結婚指輪の支払いにおける価値観の違いを感じた場合、ネガティブな気持ちになってしまうのは当然です。しかしモヤモヤした気持ちを消化しないままではいけません。これから長い間共に過ごしていく二人ですので、心から納得するための努力を惜しまないことが必要不可欠です。
ここでは、婚約指輪のが発生した場合に、二人が納得するために行うべきことを紹介します。
価値観の共有
結婚指輪に対する価値観を共有することで、お互いの気持ちを理解することができるかもしれません。例えば、「私にお金をかけたくないのかと感じてしまった」「実は映画のようなシチュエーションに憧れていた」など、伝えてみてもいいかもしれません。
パートナーによっては、「そんなに結婚指輪を重要と捉えていなかった」という可能性もありますので、お互いに自分が持っている価値観やイメージを共有することで、お互いの気持ちに寄り添いやすくなると考えられます。
柔軟な対応
「自分はこういった価値観を持っている」ということが共有できたら、お互いの気持ちに寄り添う努力をしましょう。育った環境や今までの経験によって価値観に違いが発生することは当然です。結婚指輪の支払いについての意見に相違があったとしても、どちらの主張が正しいかではなく、お互いが譲歩できる部分を模索し、それぞれの価値観を尊重することが大切です。
購入までのプロセスを重視
結婚指輪の購入の際はお金に関することだけではなく、購入までのプロセスも重要です。「ブランドを一緒に選んだ」「似合う指輪を考えてくれた」「大切に思ってくれていると感じた」など、購入に至るまでの間に抱いた感情や思い出作りを重要視することで、幸福感が満たされやすくなります。
結婚指輪の購入は、愛情やパートナーシップを象徴するような大切なものです。結婚指輪の購入を通じてお互いを更に理解し、感謝と思いやりを持って向き合うことが重要と言えます。
まとめ
従来、結婚指輪の支払いは男性がするものという認識が主流でしたが、社会的な変化や価値観の多様化により、割り勘で購入するカップルも増えています。しかし、「割り勘は悲しい」と感じる方もいて当然ですし、どちらが正しいということはありません。
結婚指輪の支払いにおいて意見の相違が生まれた際には、お互いの価値観のすり合わせをし、双方が納得できるよう歩み寄る努力が不可欠です。また、お金に関することだけではなく、購入に至るプロセスで感じた気持ちや思い出を重視すると幸福度が増し、良い結婚生活をスタートできるのではないでしょうか。
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