
婚約指輪の年収別の価格相場とは?価格を決定する要素やお得に購入する方法も紹介
婚約指輪を選ぶ際には、年収別の価格相場を把握することが重要です。
実際に、価格相場を参考にすることで、理想の婚約指輪を見つけやすくなることにつながります。
本記事では、婚約指輪の年収別の価格相場について紹介します。
他にも「婚約指輪の価格を決定する要素」や「婚約指輪をお得に購入する方法」についても解説していきます。
ぜひこの記事を参考にして、婚約指輪の年収別の価格相場について理解を深めてみてください。
更新:2025.03.10 作成:2025.03.10
目次
婚約指輪の年収別の価格相場とは?
2023年のゼクシィ結婚トレンド調査によると、婚約指輪の購入にかかる平均費用は38.2万円となっています。
購入価格帯で最も多いのは30~40万円未満で、次いで20〜30万円未満という結果です。
一般的に、婚約指輪は「月収の3ヶ月分」が目安とされることがよくありますが、これは一部の企業のマーケティング戦略に過ぎないとも言われています。
実際には、この基準を守って婚約指輪を購入する人は少数派なのも事実です。
国税庁の発表によると、令和4年度の全体平均年収は約460万円となっています。
そのため、婚約指輪の購入価格帯として最も多い30~40万円未満なので、実際には「月収1ヶ月分」が妥当な目安であることがわかります。
以下にて、年収別の婚約指輪の価格相場について解説していきます。
年収400万円
年収400万円の場合だと、婚約指輪の相場はおおよそ30万円となっています。
この年収を基に月収を25万円と仮定すると、婚約指輪の価格は一般的な相場よりも少し高めと言えます。
もし予算を30万円に設定する場合、ダイヤモンドのサイズやデザインが限られてしまうので、パートナーの好みのデザインが選べなくなってしまう可能性があります。
年収600万円
年収が600万円の場合、婚約指輪の平均的な価格帯は約40万円程度です。
月収が40万円の手取りだと仮定すると、婚約指輪の購入金額は大体1ヶ月分に相当します。
40万円ほどの価格帯の指輪には、ダイヤモンドを中心に、シンプルなソリティアスタイルだけでなく、メレダイヤを取り入れたデザインの指輪を選ぶことができます。
年収800万円
年収が800万円の場合だと、婚約指輪の平均価格は約50万円程度です。
月収が約50万円だとすると、婚約指輪の価格はほぼ1ヶ月分の収入に相当します。
50万円の予算で購入できる婚約指輪には、0.5カラットのダイヤモンドを使用したものが選べます。
また、デザインや素材においても多くの選択肢があり、様々な商品から選ぶことが可能です。
年収1,000万円以上
年収が1000万円を超える場合、婚約指輪の価格帯は一般的に80万円前後となります。
月収が約60万円であれば、指輪の予算は月収の約1ヶ月分にあたります。
デザインにこだわり、ダイヤモンドを多く使用したり、複数の素材や色を取り入れることができ、個性的で洗練された婚約指輪を選ぶことができます。
また、指輪の内側にオリジナルの刻印を施すなど、細部にまで配慮された特別な一品に仕上げることも可能です。
婚約指輪の価格を決定する要素
婚約指輪の価格を決定する要素については、以下の3つが挙げられます。
- デザイン
- 素材
- ダイヤモンド
それぞれの項目について解説していきます。
デザイン
婚約指輪のデザインには多くの種類があり、その選択が価格に大きく影響します。
一般的に、複雑なデザインやダイヤモンドを多く使ったものほど、価格が高くなる傾向があります。
具体的なデザインの種類については、以下の4つが挙げられます。
- ソリティア
- エタニティ
- メレ
- パヴェ
それぞれのデザインについて解説していきます。
ソリティア
婚約指輪の定番デザインとして知られるソリティアは、リングの中心に1つのダイヤモンドをあしらったシンプルでありながら魅力的なスタイルです。
多くの人が婚約指輪を思い浮かべる際に真っ先に思い付くスタイルと言えます。
シンプルでありながら、そのダイヤモンドの輝きを最大限に引き立てることができます。
エタニティ
エタニティとは、永遠を意味する英語の言葉に由来し、同じ大きさとカットのダイヤモンドがリング全体に一周施されたデザインの指輪です。
従来では、永遠の愛を象徴し、特に結婚記念日などに愛する人に贈ることが一般的でした。しかし、最近では婚約指輪として選ばれることも増えてきています。
結婚指輪と一緒にコーディネートしやすいデザインで、日常的に婚約指輪を着けることも可能です。
メレ
メレは、中央に大きなダイヤモンドを配置し、その周りに小さなメレダイヤモンドが施されたデザインの指輪です。
婚約指輪としては、ソリティアに匹敵する人気を誇り、手元に華やかさを添える魅力があります。
メレダイヤモンドの配置や数によって、指輪の印象が大きく変わるため、他の人とは一味違ったオリジナルな婚約指輪を求めている方に向いています。
パヴェ
「パヴェ」とは、小さなメレダイヤモンドがリング全体に敷き詰められたデザインの指輪です。
中央に大きなダイヤモンドをあしらった華やかなタイプなど様々なバリエーションがあります。
また、どの角度から見てもその輝きが際立ち、豪華で洗練された印象を与えることができます。
素材
婚約指輪の素材としては、プラチナとゴールドが一般的に選ばれています。
どちらも耐久性に優れており、変質や変色、変形が起こりにくいため、長期間使用する指輪に適しています。
また、これらの金属は加工もしやすいため、デザインのバリエーションが豊富である点も人気の理由です。
一般的に、純度の高いプラチナはゴールドよりも高価になることが多いです。
プラチナとゴールドは、どちらも希少な金属であり、強度を高めるために他の金属と混ぜて合金にされることがほとんどです。
指輪のデザインによっては、金属の使用量が増え、特に幅広のリングなどは価格が高くなる傾向があります。
ダイヤモンド
婚約指輪の価格を決定する要素として、ダイヤモンドが挙げられます。
ダイヤモンドは、カラット数や色合い、透明度など重要な要素があります。
具体的に、ダイヤモンドの品質を評価する基準として広く使われているのが、以下4つの要素が挙げられます。
- Carat(カラット)
- Color(カラー)
- Clarty(クラリティ)
- Cut(カット)
それぞれの要素について解説していきます。
Carat(カラット)
カラット数はダイヤモンドの重さを表す単位です。
1カラット(ct)は0.2グラムに相当し、ダイヤモンドの重さが増えると同時に、石の直径も大きくなります。
そのため、カラット数はダイヤモンドのサイズの目安としても使われています。
特に、一般的なカットスタイルであるラウンドブリリアントカットの場合、石の直径からおおよそのカラット数を推測することができます。
Color(カラー)
ダイヤモンドは、その色が無色に近いほど高い価値を持つと考えられています。
逆に、黄色がかっているものは評価が低くなります。
しかし、ブルーやピンクといったカラーダイヤモンドは、非常に希少になるので、高い評価を受けることがあります。
ダイヤモンドの色は、アルファベットのDからZまでの23段階で評価され、Dが最も無色に近く、Zは最も色が強くついたものを指します。
Clarty(クラリティ)
クラリティとは、ダイヤモンドの透明度のことを指します。
ダイヤモンドの透明度は、石内部の不純物や傷の有無、サイズ、位置によって決まります。
高評価を受けるのは、内外ともに完全無欠の「FL」と呼ばれるグレードで、次いで内部に欠点がない「IF」が続きます。
わずかな不純物を含むダイヤモンドも高評価となり、全体で11段階に分類されています。
Cut(カット)
カットは、ダイヤモンドの美しさを引き出すために欠かせない重要な工程であり、その輝きや煌めきに大きな影響を与えます。
婚約指輪に広く使われているラウンドブリリアントカットは、ダイヤモンドに入る光を最も効果的に反射させる形として開発されました。
このカットのダイヤモンドは、プロポーション、対称性、研磨などの仕上げによって評価され、8段階でランク付けされています。
婚約指輪をお得に購入する方法
婚約指輪をお得に購入する方法については、以下の2つが挙げられます。
- セットリングを購入する
- キャンペーンやブライダルフェアを利用する
それぞれの方法について解説していきます。
セットリングを購入する
婚約指輪と結婚指輪を別々に購入するよりも、セットで買った方が価格的にお得になることが多いです。
ほとんどのジュエリーブランドでは、婚約指輪と結婚指輪がセットになった「セットリング」を販売しています。
ブランドや使用されている宝石の種類によって異なりますが、一般的な価格帯は3本セットで約60万円程度となります。
一部のブランドでは、もっとリーズナブルに3本セットで30万円前後で購入できる場合もあります。
キャンペーンやブライダルフェアを利用する
キャンペーンやブライダルフェアを利用することで、お得に婚約指輪を購入することができます。
ジュエリーショップの来店予約キャンペーンやブライダルフェアでは、特典として割引やギフトカードのプレゼントが提供されることがあります。
ブランドごとに開催時期が異なり、不定期に行われるので、興味のあるブランドがある場合は、公式Webサイトを定期的に確認することをおすすめします。
予算が少なくても婚約指輪を購入するコツ
予算が少なくても婚約指輪を購入するコツについては、以下の2つが挙げられます。
- 指輪のクオリティを下げる
- ローンを利用する
それぞれのコツについて解説していきます。
指輪のクオリティを下げる
予算内でブライダルリングを購入する方法の一つとして、指輪のクオリティを少し下げるという選択肢があります。
具体的には、以下の要素で調整することが可能です。
- ダイヤモンドの品質
- リングの素材
- デザインの種類
- ブランド
- 購入の方法
婚約指輪のクオリティを下げる場合、どこで妥協し、どこは譲れないのかを事前に明確に決めておくことが重要です。
しかし、婚約指輪は人生で一度きりの特別な買い物ですので、安易に妥協しすぎると、後で後悔してしまうリスクもあるので注意が必要です。
このように、予算内で選ぶ際も、どうしても譲れないポイントにはこだわり、できるだけ後悔しない選択ができるよう心がけましょう。
ローンを利用する
なるべく早く婚約指輪が欲しくて、貯金をする時間がない、または価格の問題で指輪を妥協したくないと考えているのであれば、ローンを利用するのが一つの選択肢です。
婚約指輪の購入に利用できるローンには、「ブライダルローン」と「カードローン」の2種類があります。
ブライダルローンは、結婚に関連する費用に限って使えるローンで、一般的なカードローンよりも金利が低く設定されています。
このため、月々の支払いが生活費に与える影響を抑えられるというメリットがあります。
しかし、審査が厳しく、手続きに少し手間がかかるという点がデメリットです。
一方、カードローンは手続きが比較的簡単に行えますが、金利が高めに設定されているため、返済総額が大きくなる可能性があるので注意が必要です。
まとめ
今回は、婚約指輪の年収別の価格相場について紹介しました。
婚約指輪の年収別の価格相場については、年収によって大きく異なりますが、現代では一般的に1か月分が相場とされています。
しかし、婚約指輪は一生に一度の特別な贈り物ですので、単に価格にとらわれることなく、デザインや着け心地などの個々の好みを反映させた選び方が重要です。
今回の記事を参考にして、婚約指輪を購入してみてはいかがでしょうか。
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