【つける派?つけない派?】結婚指輪をつける人・つけない人|ウェディング・ドア
結婚した証にはめられる結婚指輪。
夫婦になったら、当然のように左手薬指につけるものと考えられてきました。
ですが、昨今は必ずしもそうではないようです。
以前は独身か既婚者かどうか見分ける手がかりになっていたので、結婚しているのに指輪をはめていないと「どうして結婚指輪をしないの?」と問われることもありましたが、今は結婚指輪をしない人が少しずつ増えているとか。
そこで、今回は結婚指輪をつける人、つけない人、どういった理由でそうしているのか、真意を探ってみました。
更新:2020.08.07 作成:2020.08.07
目次
1.先輩カップルの実態は?
まずは、先輩カップルはどのくらいの割合で結婚指輪をつけているのか、つけていなのか、データーでみてみましょう。
(データー出典/『マイナビウェディング調べ(2017年1月実施、Web調査、既婚男性100人/既婚女性100人)』
Q.結婚指輪は購入しましたか?
- 購入した ……88.5%
- 購入していない……11.5%
ほとんどの先輩カップルが結婚指輪を購入していましたね。
やはり、結婚指輪は必要と考えるのが主流といえそうです。
- では、次に着用頻度についてはどうでしょうか。
Q.結婚指輪をつけていますか?
〈男性の回答〉
- つけていない……60.0%
- 毎日つけている……30.0%
- 気が向いたときにつけている……5.6%
- 休日やお出かけのときにだけつけている……2.2%
- その他……2.2%
〈女性の回答〉
- 毎日つけている……42.5%
- つけていない……36.8%
- 気が向いたときにつけている……10.3%
- 休日やお出かけのときにだけつけている……9.2%
- その他……1.1%
男女で大きく異なる結果となりました。
女性はつけている派がつけていない派を上回っていますが、男性はつけていない派がなんと6割。
男女でこれだけ違いがあるとは驚きですね。
次の章では、つける派とつけない派の理由についてみていきましょう。
2.結婚指輪をつける派の真意は?
では、結婚指輪をつけている人の本音をさぐってみましょう。
ロマンティックなものや現実的なもの、思うところはそれぞれのようです。
2-1.何となく、成り行きで
結婚式で指輪交換をして、何となくそのままで、外す理由がないからずっとつけたまま…という人が多いようです。
特に理由はなく、結婚したら指輪ははめるものだから、と考えている人も多いようです。
何か強い思いがあってはめている人は少ないのかもしれませんね。
2-2.結婚している証に
特に強い思い入れもなく、結婚指輪をはめている人もいれば、結婚の証として身につけている人もいます。
特に新婚で恋人気分が抜けない夫婦に多くみられるようです。
結婚指輪は通常、つけるアクセサリーとは異なり、ふたりにとって大切なリングです。結婚してもこのような気持ちでいられるのが理想といえます。
ですが、結婚は恋愛ではなく日々生活していくものなので、楽しいことばかりではありません。
心のすれ違いや言い争い、意見の食い違いなどが出てきてしまい、険悪な雰囲気になることもあるでしょう。
そんなときに結婚指輪をみて新婚の頃を思い出すこともできるのではないでしょうか。
結婚指輪は気持ちの切り替えを促す役目も担っているのかもしれません。
2-3.妻に言われたから
男性の多くが「結婚指輪をしていないと妻に何か言われるから」というのが本音なのかもしれません。
一般的に女性のほうがファッションでアクセサリーを身につける習慣が身に付いているので、日常的に結婚指輪をはめることに慣れていますが、男性の場合は指輪をはめることに不慣れな人が多いのではないでしょうか。
指にずっとはめるのに抵抗があるので、本当は外したいけど、そんな理由で妻に納得してもらえないので、しかたなく身につけている男性も少なくないようです。
指輪ひとつで、いらぬ詮索をされたり、ぎくしゃくしたくないですよね。
当然ながら、この逆パターンもあります。
妻に近づく男性に対して、すでに夫がいるということを示すために、ずっと結婚指輪をつけてほしいと頼む夫もいるでしょう。
いずれにしても、相手を愛するがゆえの欲求なので、それで円満にいくのなら受けいれるのがよいかもしれませんね。
2-4.社会的に信用を得られる
今も昔も、特に男性の場合は所帯をもっているかどうかで社会的信用が変わるようです。
一家の大黒柱として信頼感を得られるのかもしれませんね。
今の社会、独身の人が多いのにも関わらず、ある程度の年齢になって結婚していないと「何か変わったところがあるのか」「何か結婚できない理由があるのか」といらぬ邪推をされてしまう傾向があります(本当に余計なお世話ですが…)。
中には、普段外しているけど、新規の重要な商談など仕事の内容によってははめて、信用度をアップさせる男性もいるようです。
3.結婚指輪をつけない派の真意は?
では、次は結婚指輪をつけない派の意見をみてみましょう。
なるほど、と思うものもあれば、ちょっと不謹慎なものもありますね。
3-1.入らなくなった
結婚すると、独身時代とはライフスタイルがガラリと変わることもありますね。
なかには、それまでは夕食は軽くすませていたのが、がっちり食べるようになって「少しずつ体重が増えてきた」という声も。
または、妊娠・出産で体重が戻らず、その結果に太ってしまったという方もありがちですね。
このような理由で結婚指輪が合わなくなって外してしまった、というカップルは意外と多いようです。
妊娠と出産を何度か繰り返し、気がつくと結婚指輪が指を圧迫して外すこともできず、泣く泣く指輪を切断したというエピソードもあります。
つけない、というよりつけられないパターンというのが本当のところでしょう。
3-2.金属アレルギー
結婚指輪を購入したときは大丈夫でも、突然に何かの原因で起こってしまうのが金属アレルギー。
特に、女性の場合は妊娠、出産で体質に変化が起こる人も少なくありません。
それまで何ともなかった指が結婚指輪をしている部分だけ赤くなったり、かぶれるので取り外してしまうケースもあります。
出産後に体質が変わっても、何年かたってアレルギーが緩和されることもあるので、まめに試着し様子を伺ってみましょう。
こちらも、つけたくてもつけられない派となりますね。
3-3.独身と思われたい
左手薬指に指輪をすることで、「結婚しています」と周囲へのアピールにつながります。
当然、ほんんどの独身男女から恋愛対象の除外となりますね。
結婚前にそれなりにモテてていた男女は、そんな縛りを外して「独身と思われたい」という願望が強い人もいるようです。
不謹慎ですが、友人の結婚式の二次会や合コンに参加するときに、結婚指輪をはずしていく人もいるようです。
3-4.仕事でつけられない
仕事に職種や内容ではめたくてもはめられない場合もあります。
子どもと接する保育士、患者や利用者と接触が多い看護師や介護士、薬剤を使う美容師、衛生上の理由から料理人など、見渡せば結構多いものです。
他にも化学薬品を扱う開発職や商品を傷つけてしまう運送業なども。
仕事の関係ではずしたり、つけたりするのがめんどうな人は、自然と身につけなくなってしまいますね。
4.パートナーに結婚指輪をつけてほしいときは?
結婚指輪をつける、つけないは個人の自由ですが、夫婦の絆の象徴なのでパートナーにつけてほしいと願う人もいるでしょう。
特に結婚指輪をつけてくれないと不満をもったり、「浮気しているのでは?」と不安になるのは女性のほうが多いようです。
職業や体質に問題はなく「ただ、つけたくない」という理由ではめないパートナーに身につけてもらうには、どうすればよいのでしょうか。
最初の章で紹介した『マイナビウェディング調べ』で、興味深い質問がありました。
Q.妻から「毎日つけほしい」と言われたらつけますか?
- つける ……42.9%
- つけない……54.0%
- その他 ……3.2%
毎日つけてくれない夫に不満があるなら、正直な気持ちを伝えれば、4割以上の夫はつけてくれるのです。
まずは、思いを率直に言葉にしてお願いするのがベストなようです。
ただし、残念ながら半数ちょっとが、それでも「つけない」という男性がいるのも事実ですが…。
この中には物理的に無理な理由も含まれているので、結婚記念日などイベントのときや家に居るとき、ふたりでお出かけなど、そのときだけはめるてもらうのもアリではないでしょうか。
ほとんどのカップルが購入する結婚指輪。
結婚指輪は結婚すれば当然のようにみんなするものと思われがちでしたが、意外にもつけない派が多くいました。
つけない人の中にはつけられない理由があるため、結婚指輪をはめていない人も多いようですね。
つける、つけないは一人ひとり状況も異なるので、どちらが良いとか悪いとかでは片付けられません。
ですが、お互い結婚指輪をはめているだけで安心でき、相手から大切にされていると感じられる人もいます。
毎日でなくても、特別なときだけはめるなど、夫婦で話し合いお互いが納得し合うことがベストではないでしょうか。
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