目次
1.ブライダルメイクとは
ブライダルメイクとは花嫁のメイクのことをいいますが、そもそも普段のメイクとどう違うのでしょうか。
ブライダルメイクは結婚式や披露宴で花嫁を美しく引き立てるもので、普段のメイクとは一線を画したメイクです。
当然ながら、ウエディングドレスは普段姿とは全く違いますよね。
メイクは着ている服とのバランスがとても重要。
ですので、ウエディングドレスにふさわしいメイクが必要になってくるワケです。
今主流のブライダルメイクは盛りすぎな派手なメイクではなく、「しっかりメイクするけどナチュラルな感じ」です。
濃さを感じさせないメイクながら、ウエディングドレスにふさわしい花嫁姿になります。
ですが、結婚式当日のぶっつけ本番は不安なものですね。
当日は時間に追われるハードスケジュールで、できあがったメイクが自分の思い描いていたイメージと違っても「やり直し」をするのは困難な状況です。
そうならないためには、事前にブライダルメイクを行うメイクリハーサルをおすすめします。
次章ではヘアメイクリハーサルまでの準備段取りをお伝えしましょう。
2.ヘアメイクリハーサルまでの流れと準備
ウエディングドレスとアクセサリーが決まったら、式場との打ち合わせと同様にヘアメイクについても打ち合わせを行います。
選んだドレスに似合うヘアメイクになるように担当者と一緒にプランニングしていきます。
打ち合わせはしたものの、結婚式当日で失敗したくない花嫁は、ヘアメイクリハーサルを行うことが多いようです。
ヘアメイクリハーサルでは、結婚式当日と同じヘアメイクをしてもらうことができるので、安心できますね。
ただし、料金はかかります。
式場にもよりますが、1スタイルにつき1万円が相場です。
次にヘアメイクリハーサルに向けての準備やポイントをお伝えしましょう。
・なりたいイメージ画像を準備
リハーサルの日程が決まったら、それまでに雑誌やインターネットで理想のヘアメイクを探しましょう。
自分に似合うかどうか、というよりも、「これ、いいな」と思うものを選ぶのポイントです。
いくつか画像をもっていくことで、ヘアメイクさんに自分の好みを伝えることができます。
試着したときのドレスやアクセサリーの写真も忘れないよう持参しましょう。
・こだわりやNGなことは具体的に伝える
「ナチュラルな感じに」とお願いしたはずが、本番ではただ地味めのメイクになってしまった…という事態は避けたいもの。
そうならないためには、「自然な雰囲気にしたいので、アイラインはブラックではなく、ブラウンにしてほしい」など「〜してほしい」「〜はしたくない」とはっきりと言葉で伝えましょう。
・気になる部分も伝える
「エラを隠したい」「ここのシミが気になる」など気になっているところも、正直に伝えることも大事です。
プロのヘアメイクさんなので、コンプレックスをカバーするメイクを提案してくれるでしょう。
また、肌が弱い人や敏感肌の人は普段使っている基礎化粧品をもっていくようにしましょう。
・信頼できる担当者を
花嫁の肌に触れるヘアメイクさんとは信頼関係が不可欠です。
「リハーサルしてみたいけど、どしても納得いかない」「希望を伝えたけど、意見を受け入れてくれない」などうまく相性が合わない場合はプランナーさんに相談して、担当者を変更してもらうことも可能です。
または、式場外部のヘアメイクさんを探すのひとつの方法です。
ですが、会場によって外部スタッフが入れなかったり、持ち込み料がかかる場合もあるので注意しておきましょう。
リハーサルと当日は同じヘアメイクさんかどうか確認も忘れずにしておきましょう。
もし、担当が変わる場合は、リハーサルの写真を撮影して当日のスタッフに見せることをおすすめします。
・スキンケアを心がけて
ヘアメイクの段取りが準備万端でも、当日の肌のコンディションが良くないと「最高のキレイ」の実現はむずかしいでしょう。
式当日に向けて、毎日できる範囲で大丈夫なので肌のお手入れをおすすめします。
3.ブライダルメイクが濃いめな理由
「しっかり見えるけどナチュラルな感じ」が人気のブライダルメイクですが、やはり、普段のメイクよりも少し濃いめになることが多いようです。
ですが、それには理由があります。
3-1.衣装に負けないため
確かに普段着でブライダルメイクをしてもらうと、派手に見えるかもしれません。
ですが、ウエディングドレスはボリュームがあって華やかです。そんな豪華なドレスに普段のメイクだとアンバランスな印象になります。
メイクは服装と合っていることが鉄則です。
ウエディングドレスに合わせれば、濃いめのメイクもしっくりなじむでしょう。
3-2.遠くからもキレイに
席によっては新郎新婦とゲストの距離が離れていることも多いですね。
そのとき、遠くからみても顔がぼやけないように、顔立ちがはっきり美しく見えるようにブライダルメイクは必要になってきます。
3-3.写真映えする
結婚式ではかつてないほど、写真や動画が撮られることでしょう。
それは思い出とともにずっと残ります。やはり、写真にはキレイに写りたいですよね。
メイクが薄いとフラッシュの光りでぼんやりとした印象になってしまうことが多いようです。
ブライダルメイクはずっと残る写真にも影響してきますね。
4.ブライダルメイクで大切なこと
ブライダルメイクはただ単純に濃いめにしているわけではありません。
眉毛やチークを濃いめにして、ハイライトを入れるなどして顔をはっきり立体的にみせるメイクになっています。
そのなかで大事なポイントをピックアップしてみました。
4-1要になるベースメイク
ブライダルメイクで最も大切なのがベースメイクです。
花嫁の清楚なイメージをつくるようになるので透明感のある美しい肌ですよね。
そのためには、しっかりとベースを作らなければなりません。
何種類のファンデーションを重ねたり、チークで血色を良くするなどツヤ感のある肌にしていきます。
ナチュラルに見えても丁寧に時間をかけて作り込んだベースメイクが重要な鍵となってくるのですね。
4-2.崩れないメイク
結婚式は新郎新婦にとって長丁場になります。
長い時間、スポットライトを浴びて汗をかいたり、笑顔になったり涙を流したり…とメイクにとって厳しい環境といえます。
そんな過酷な状況でも化粧崩れをさせないのがブライダルメイクの役目です。
4-3.持ち味を活かす
自分自身の素材を活かすメイクも大切。
例えば、たれ目の花嫁であれば、あえて目尻にポイントをもっていきたれ目をより活かしたり、厚めのくちびるの花嫁の場合はオーバーリップでよりくっきりボリューミーにみせたりすることもステキな演出になります。
完成された美しさに近づけるだけでなく、花嫁のもつチャームポイントを最上級に引きあげながら作っていくこともポイントになります。
「花嫁を最高に輝かせる」「席の離れたゲストからみても美しいと感じさせる」「写真に映えるようにする」ブライダルメイクは思っている以上に数多くの役割がありますね。
費用はかかっても最高のキレイになるために、また、結婚当日に慌てないためには、ヘアメイクリハーサルを行う価値はあるのかもしれません。
人生で一番スポットライトがあたる花嫁姿、特別な一日を存分に楽しんでくださいね。
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