男性の指輪の平均サイズは?測り方や迷ったときの対処法を解説
「指輪を買いたいけど、サイズはなんとなくで選んでもいいの?」と疑問を持つ方も多いでしょう。
結論からお伝えすると、指輪は緩すぎたりキツすぎると長く着けていられないため正しいサイズを測定して使用しなければなりません。
本記事では、日本人男性の指輪の平均サイズをお伝えしたうえで、測定方法や購入時の注意点について解説します。
更新:2024.05.30 作成:2024.05.30
日本人男性の指輪の平均サイズは?
ネックレスやブレスレットなどのアクセサリーとは異なり、指輪はジャストフィットのサイズを選ばなければならないためサイズは重要です。
平均的な指輪のサイズに当てはまる男性は、ジュエリーショップでも自分に合った指輪をすぐに見つけられるでしょう。
ただし、平均的な指輪のサイズより大きかったり小さかったりするとオーダーメイドで注文が必要なケースも多いです。
ここからは男性の平均的な指輪のサイズと指輪の意味について解説します。
男性の親指の平均的な指輪のサイズは17〜23号
男性の親指の平均的な指輪のサイズは、17号〜23号です。
一般的に親指にはめる指輪のことを「サムリング」と呼び、古代ローマ時代から「どんな願いも叶う」と語り継がれており、左右それぞれ力強い意味が込められています。
- 右の親指:行動力・指導力の向上
- 左の親指:前に突き進む推進力
「強さ」「権力」「富」の意味合いを持つサムリングは、人々を導くリーダーやボス、勝負事に挑む男性にぴったりです。
男性の人差し指の平均的な指輪のサイズは17〜22号
男性の人差し指の平均的な指輪のサイズは、17号〜22号です。
一般的に人差し指にはめる指輪は指針を意味する「インデックスリング」と呼び、これから進むべき道を照らしてくれると語り継がれてきました。
- 右の人差し指:集中力の向上
- 左の人差し指:ポジティブ・良縁
特に左の人差し指にはローマ神話の最高神「ユピテル」が守護神として宿っているといわれており、その人自体の魅力を高めるパワーを秘めています。
ネガティブな気持ちを払拭したいとき、新しい出会いへの導きが欲しいと考える男性にぴったりです。
男性の中指の平均的な指輪のサイズは15〜22号
男性の中指の平均的な指輪のサイズは、15号〜22号です。
一般的に中指にはめる指輪のことを「ミドルフィンガーリング」と呼び、サトゥルヌスを守護神に持ち、直感・ひらめきなどの発想力との相性が良いと語り継がれています。
- 右の中指:邪気から身を守って幸運を呼び込む
- 左の中指:良好な人間関係の構築
デザインやクリエイティブな仕事をしていたり、環境が変わって新天地で何かを挑戦する男性にぴったりです。
男性の薬指の平均的な指輪のサイズは13〜18号
男性の薬指の平均的な指輪のサイズは、13号〜18号です。
一般的に薬指にはめる指輪のことを「アニバーサリーリング」と呼び、芸術の神・アポロンが守護神として宿っていると語り継がれています。
- 右の薬指:ラブリング
- 左の薬指:結婚指輪・婚約指輪
1960年頃、男性が結婚を誓った女性に鉄の輪を贈る習慣が日本にも流れてきて、婚約指輪を渡すようになったそうです。
古代ギリシャでは左手の薬指にある太い血管が心臓につながっていると考えられていたことから、愛や絆をより深めたい男性にぴったりです。
男性の小指の平均的な指輪のサイズは10〜14号
男性の小指の平均的な指輪のサイズは、10号〜14号です。
一般的に小指にはめる指輪のことを「ピンキーリング」と呼び、商業の神・メルクリウスが守護神としてチャンスを呼び込むと語り継がれてきました。
- 右の小指:自分らしさを引き出す
- 左の小指:幸運・恋愛運を呼び込む
ちなみに海外では「幸せは右の小指から入り込み、左の小指から逃げ出す」といわれており、今の幸せを掴み続けたいのであれば左の小指にはめるのがおすすめです。
自分の魅力を最大限に発揮したい、恋愛運をグッと高めたいと考える男性にぴったりです。
男性が指輪を選ぶときの注意点
個人によってサイズがまちまちな指輪は、他のアクセサリーと比べて選ぶのがむずかしいです。
ここからは、指輪を購入しようと考えている男性や男性に指輪をプレゼントしようと考えている方に向けて、知っておくべき注意点を解説します。
指輪の各サイズは「号」表記
一般的に指輪のサイズは「号」と呼ばれる単位で用意されており、それぞれの指輪のサイズの内周・内径は、以下の通りです。
サイズ | 円周(mm) | 内径(mm) |
---|---|---|
10号 | 50.3 | 16.0 |
11号 | 51.3 | 16.4 |
12号 | 52.4 | 16.7 |
13号 | 53.4 | 17.0 |
14号 | 54.5 | 17.4 |
15号 | 55.5 | 17.7 |
16号 | 56.7 | 18.0 |
17号 | 57.6 | 18.4 |
18号 | 58.6 | 18.7 |
19号 | 59.7 | 19.0 |
20号 | 60.7 | 19.4 |
21号 | 61.8 | 19.7 |
22号 | 62.8 | 20.0 |
23号 | 63.9 | 20.4 |
24号 | 64.9 | 20.7 |
指のサイズは、身長や体重とは関係ないことも多く、「痩せ型だから指も細い」「太り気味だから指も太い」となんとなくで選ぶとサイズがマッチしない可能性があります。
購入前には、ご自宅やジュエリーショップで指のサイズを計測してから、最適なサイズを選ぶようにしましょう。
左右で指のサイズが若干異なる
左右の指は、脂肪量や筋肉量によって異なります。
特に利き手を使った仕事をしている方は、左右の指のサイズの差が大きくなりやすいため、指輪を購入するときには注意が必要です。
「右の指でジャストフィットだから大丈夫だろう…」と推測のみで指輪を購入するのではなく、どの指にはめるか決めたうえで正確に測定しましょう。
季節によって指のサイズは変化する
人間の体は気温や気圧などで顔や足が浮腫みやすいことは知られていますが、指も例外ではなくサイズが変化します。
一般的には、夏は低気圧気味であったり水分補給する頻度が増えたりすることから、通常よりも浮腫みやすくなります。
一方の冬は、寒さが原因で血管が縮こまり血液の流れが鈍くなることでほっそりとした指になりがちです。
そのほかにも、夏は手汗で指輪が入りにくくなったり、冬は乾燥した空気で指輪の滑りが良くなったりする違いがあります。
体調によって指のサイズが変化する
風邪を引いたり、激しい運動をしたりして体を消耗したあとなどは指のサイズが変化します。
実際に、今まで使っていた指輪が入らなくなったことをきっかけに病院に行って甲状腺に関する病気が発覚したケースもあるほど指のむくみと体調は関連性があります。
「指が浮腫んでいる=大病」に結びつくわけではないものの、体調がすぐれないときは指のサイズが通常よりも大きくなりがちであるため計測は避けましょう。
体調の良い日に指のサイズを計測するとミスが起こりづらいです。
1日のうちでも指のサイズは変化する
朝起きた直後は体が浮腫みやすく、普段よりも指のサイズが大きくなりやすいとされています。
体質によっては朝起きてからのむくみ具合には差があるものの、基本的には起きてから3時間以上空けてサイズを測るのがおすすめです。
また、飲酒した翌日や指を酷使するような仕事をした直後は、指が浮腫んでいたり刺激によって軽い炎症を起こしていたりする可能性があるため避けましょう。
指輪サイズを測る方法
指輪のサイズは身長や体重との相関関係がない場合も多いため、「平均サイズを選べば大丈夫だろう」と考えて購入するとサイズが合わずに困ってしまう可能性が高いです。
ここからは、いますぐできる指輪のサイズを測る方法を3つ紹介します。
糸を使って自分で測る
糸を使えば、ご自身でも簡単に指輪のサイズを測れます。
まず計測にあたって「伸縮性のない糸・紐」「ボールペン・鉛筆」「mm単位の定規」の3つを用意しましょう。
続いて以下の手順で計測します。
- 計測したい指のもっとも太い部分がどこか確認する(関節・付け根など)
- 用意したいとを指に巻きつける
- 指を何度か曲げ伸ばしをして、キツくないか確認する
- ボールペンなどで糸が1周する箇所に印をする
- 巻きつけた糸を指から外す
- 糸の始まりから印をした部分までの長さを定規で測る
- 円周が何ミリか分かったら号数を確認する
すでにお伝えしている指輪のサイズごとの円周と内径の表を参考にしてください。
伸縮性のある糸・紐を使用すると正確な長さを把握するのが難しいため、注意が必要です。
持っている指輪のサイズを測る
すでに指輪を持っているのであれば、その指輪の号数を確認すると自分のサイズが把握できます。
ただし注意点として、経年劣化している指輪や号数がわからないタイプの指輪の場合は、正確な号数を確認するのが困難です。
たとえば「20年前に買った15号の指輪がピッタリ」と分かっても、ずっと使っているうちに指の圧迫でサイズが変化していたり歪みで狭くなっていたりする可能性があります。
そのため、持っている指輪のサイズから自分の指のサイズを把握する方法は、あくまで目安として、糸やリングゲージで再度計測するのが安心です。
リングゲージで測る
リングゲージを使えばもっとも正確に指のサイズを把握できます。
そもそもリングゲージとは、耐久性の高い素材で一定の寸法内で製造された指専用の測量機器で、指のサイズを測りたいときに使います。
ジュエリーショップなどに行ったときに「指のサイズを測りたい」と伝えると、リングゲージを用意してもらえますが、最近ではオンラインショップでも購入可能です。
糸を使った計測では、糸の素材・印をつける位置・定規の使い方によってはまったく違う実際とは異なるサイズ結果がでる可能性があります。
一方、リングゲージであれば正確なサイズを把握できるため、ミスなくサイズを把握したいのであればリングゲージの利用がおすすめです。
オンラインで販売されているリングゲージを購入する場合、日本国内で決められたサイズで製造されているか、第三者機関などから正確性を保証してもらっているか確認してください。
指輪のサイズで迷ったときの対処法
数十年単位で指輪を使い続けたいのであれば、どのサイズにするべきか悩んで決められなくなってしまう方も出てくるでしょう。
ここからは、指輪のサイズで迷ったときの対処法について解説します。
ジャストサイズを選ぶ
「これから太るかもしれない…」「今は体重MAXだから痩せるかもしれない…」と考える方も多いですが、基本的に指輪はジャストフィットがおすすめです。
ネックレスやブレスレットのようにゆとりを持って身につけるアクセサリーとは異なり、指輪は緩くてもキツくても良くありません。
とはいえ、一般的にはジャストフィットから約プラス・マイナス1号は、誤差範囲とされています。
また、すでにお伝えしている通り、指のサイズに体重や身長が関係するとは限らないため、まずは現状の指のサイズを基準にして良いでしょう。
アフターサービスが充実しているジュエリーショップを選ぶ
ジュエリーショップによっては、「購入から⚪︎年間保証」「永久保証」などアフターサービスの手厚さが異なります。
購入後に、「指輪のサイズを直しをしたい」「なくしてしまったから買い直したい」といった状況でもアフターサービスが充実していれば最小限の負担で解決できます。
特に婚約指輪・結婚指輪のようなアニバーサルリングは、永久保証がついているジュエリーショップを利用するのが安心です。
保証内容に関してはジュエリーショップによってまちまちですが、大きな買い物であるほど丁寧に説明をしてもらえるため必ず確認しておきましょう。
丈夫な素材が使われているものを選ぶ
指輪を選ぶときは、サイズのみではなく素材も重視しましょう。
指輪の種類には、金額に応じてさまざまな素材が使用されているのが一般的です。
なかでも比較的劣化しにくいといわれている素材の種類は、以下の通りです。
- プラチナ
- チタン
- ジルコニウム
- パラジウム
- ステンレス
これらの共通点として、耐蝕性の高い金属が使用されており、汗・化粧品(日焼け止め・ハンドクリームなど)が付着しても変色しにくくなります。
長期的に使用するのであれば、何かにぶつかって圧力がかかって変形・変色しないように丈夫なものを選ぶべきです。
丈夫な素材ほど金額は高いのが一般的であるため、予算と照らし合わせながら将来的に大切に持ち続けられるものはどれか考えて選びましょう。
まとめ
指輪のサイズは、必ずしも身長や体重と結びつくわけではないため、まずは自分の指のサイズを把握したうえで、平均と同じか否かを確認しましょう。
平均サイズと一致しているのであれば、店舗でも手軽に購入できる可能性が高いですが、平均に当てはまらないのであればオーダーメイドが必要です。
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