目次
1.結婚式のイメージや希望を整理する
結婚式の準備は、自分たちがどんな結婚式を挙げたいかを明確にすることからはじめましょう。
ですが、ちゃんとしたイメージをもっているカップルは少数で、いざ、問われても困ってしまう人がほとんどではないでしょうか。
まずは項目別に希望することを確認して、大まかなイメージをつかみましょう。
1-1.時期・招待客・予算は?
まずは結婚式を挙げる日取りを考えましょう。
お互い仕事をもち結婚後も継続していくなら、休みが取りやすい日にちを選ぶのもひとつです。
特に制約がない場合なら、ふたりの特別な日を選んだり、お得な日に挙げるなど、ふたりや招待するゲストの都合や事情に合わせて選んでみましょう。
ちなみに、結婚式は日取りによって金額が大きく変わります。
当然ながら、人気の高い気候の時期は予約が取りにくく、費用も割高です。
六輝では縁起がよいとされている大安や友引が費用も高めになっています。
次に結婚式に出せる費用はどのくらい可能なのかを考えてみましょう。
おおまかでも予算を組んでみるのはとても重要なことです。
ふたりだけで負担するのか、親から援助があるのかどうかなど祝儀も含めて考えてみましょう。
参考までに先輩カップルが結婚式にかけた費用は370万6000円です(『ゼクシィ結婚トレンド調査2017』より)。
主な項目別では…
- 挙式 ‥‥365,000円
- 料理+飲物(1人当り)‥‥20,000円
- 新婦衣装 ‥‥437,000円
- 新郎衣装 ‥‥154,000円
- ブライダルエステ ‥‥91,000円
- 会場装花 ‥‥178,000円
- 写真 ‥‥213,000円
- ビデオ ‥‥196,000円
- 新婚旅行 ‥‥636,000円
予算を考えるとき、大きく左右するのが招待するゲストの人数です。
式場へ見学にいくときも重要なポイントになるので、具体的な人数をはっきりさせておきましょう。
ゲストを呼ぶとすれば、親・親戚関係、友人、会社、知人が一般的です。
式場で見積もりを作ってもらうときに招待客の人数は重要になってきます。
迷った場合は予想する最大人数を想定しておきましょう。
合わせて、結婚式を挙げようと思うエリアを決めておくことも大切です。
国内か海外か、地元、利便性を重視するのか、さまざまな視点から考えてみましょう。
1-2.挙式スタイルは?
ふたりが挙げたい挙式スタイルも決めましょう。
代表的な挙式スタイルは下記のとおりです。
・教会式
キリスト教式とも言われています。式場やホテルに併設されたチャペルで愛を誓い合う一番オーソドックスなスタイルです。
・神前式
古来からの伝統的なスタイルです。和装で結婚式を望むならこちらになります。式場やホテルにある神殿や神社に出向いて行われます。
・人前式
形式にこだわらない自由な形です。ゲストの前で結婚の誓いをします。場所を選ばず、ガーデンや森の中などでも行うことができます。
上記の他に、家族だけの挙式や会費制ウエディング、海外でふたりだけで挙式をして、日本でお披露目パーティを開くなどあります。
1-3.会場のタイプは?
会場のタイプは大きく分けて4つのタイプがあります。
- ホテル
- 専門結婚式場
- ゲストハウス
- レストラン
これまでの結婚式のスタイルをしたいのなら、ホテルか専門式場。ふたりだけの特別感を演出したいのなら、ゲストハウス。料理やカジュアルな雰囲気を大切にするならレストランです。
この中で、一番費用が高いのがゲストハウスといわれ、一番安いのがレストランといわれています。
2.ネットや雑誌で式場を探す
ふたりが希望する結婚式がぼんやりと形になったら、いよいよ結婚式場をさがしましょう。
さがすツールは結婚式の情報誌やインターネットが主流です。
ネットでは数多くのサイトで結婚式場の情報が掲載されています。
魅力的なキャンペーンや特典も載っているので要チェックです。
主なサイトは
- ゼクシィ https://zexy.net/
- マイナビウエディング https://wedding.mynavi.jp/
- Hanayume(ハナユメ) https://hana-yume.net/
上記以外にも工夫を凝らしたサイトが多数ありますので参考にして、自分たちがイメージしている結婚式に合う式場をピックアップしてくださいね。
3.式場見学に出かける
条件に合う式場をいくつか選んだら、実際に足を運び自分たちの目で必ず確認しましょう。
ほとんどの式場ではブライダルフェアが行われています。
模擬挙式や試食会、ドレスの試着ができるフェアもあり、参加すると自分たちがこだわりたいところが明確になってくることが多いようです。
実際の会場に行くことで、当初は教会式スタイルにしようと思っていたのが、神前式もいいかも…と思ったり、いろんなことに気づきがあるかもしれません。
ブライダルフェアでは許可を得て写真を撮影しておきましょう。後で比較検討するときに役立ちます。
また、見積書も作成してくれるので、予算の参考にもなりますね。
3-1.ブライダルフェアでのチェックポイント
ブライダルフェアでは挙式・披露宴会場の雰囲気、プランナーやスタッフの対応も大切ですが、他にも確認しておきたいポイントがあるので主な事柄を挙げてみました。
(立地)
- 会場までのアクセス。送迎バスはあるかないか。
- 駐車場は何台停められるか。
(挙式会場)
- 聖歌隊や生演奏など、どんな演出があるのか。
- 神父さんはどんな人か(日本人か外国人か)。
- 挙式前にリハーサルはあるのか。
- 収容できる人数は?
- 赤ちゃん用の小部屋はあるか。
(披露宴会場)
- 新郎新婦の入退場の場所はどこからか。
- 一卓に何人座れるのか。テーブルとテーブルの間隔も確認。
- 披露宴の所要時間。延長はできるのかどうか。
- 音響設備の確認。
- BGMは選べるのか。
- カラオケは使える?使用料はいるのか。
(衣装)
- ドレスの種類や費用。
- 持ち込みは可能か。
(料理)
- 料理の種類。
- 招待客に食品アレルギーがあった場合に対応可能か。
- ドリンクの種類、飲み放題プランはあるか。
- お子様対応の料理はあるか。
(費用)
- 見積もり費用の他に追加の費用はあるのか?
- 仮予約は可能か?
- キャンセル料はいくらか。
気になる項目を箇条書きにしチェックしていきましょう。
3-2.式場の賢い選び方
おさらいも含めて、下記のポイントをチェックして後悔しないよう式場を選んでくださいね。
・ブライダルフェアは2箇所以上、見学にいきましょう。
実際に目にすることでイメージしてたものかどうか確かめることができます。2箇所以上、行くことで比較検討ができます。
・本命の会場は最後にする
本命と考えている会場は最後にしましょう。
その理由は…
- 何箇所かまわっていくと、自然と目が肥え、チェックすべき部分が明確になってくる。
- 他の会場の見積もりを値引き交渉として使える。
- プランナーとの交渉もうまくなっている。
・時期・日柄・挙式時間を考慮する
先述しましたが、結婚式は春や秋が繁忙期です。そのため夏や冬は費用が抑えられる会場がほとんどです。
また、縁起のよい日柄がよしとされていますので、それ以外の仏滅、先勝、先負、赤口は費用が安いことが多いです。
曜日によっても費用は変わります。一番人気は土曜日で、平日はゲストの都合がつきにくいことが多いため、割引対象にしている会場が多いですね。
挙式をあげる時間も費用が異なります。一般的に昼間に式を挙げるパターンが多いですが、なかには夕方以降のナイトウエディングを行う式場があります。昼間スタートよりも費用が安く行えます。
・料金の交渉をする
見積もりはあくまでも見積です。
省けるところは省き、大事にしたいところはこだわりましょう。
料金の交渉も相談してみましょう。
「他の会場と迷っているのですが、もう少し安くなれば、こちらでお願いしたいのですが…」と切り出してみてはいかがでしょうか。
4.式場探しでの注意点
こちらでは、結婚式場を探す際の注意点をお伝えしましょう。
・すべてお任せ状態にしないこと
プロであるウエディングプランナーのいうことは、最もなことばかりですが、すべてお任せ状態にするのはいかがなものでしょうか。
各会場が提携している専門業者や衣装レンタルなどありますが、こだわりたい点は自分たちで調べてみることも大切です。
席次表やウエディングボードなど、自分たちで工夫できそうなところは手作りするとオリジナリティに加えて費用の節約にもつながります。
プランナーの意見を参考にしながら、自分たちでさがしたり工夫してみましょう。
・持ち込み料の確認
ほとんどの会場が「持ち込み可能」「オリジナルウエディング可」となっていますが、料金がかかることがあります。その都度、質問するのもスマートではないので、見積もりを作成してもらうときに、持ち込み料の明細についても記してもらいましょう。
・キャンセル料について
キャンセル料についても最初にしっかり確認しておきましょう。
仮予約は、あくまでも「仮」なので、お金が発生することはありません。
・即日契約は避ける
急かされ、すぐに決断を迫られる場合は注意が必要かもしれません。
結婚式は人生において大事な一大イベントであり、その分、時間もお金も費やします。
それだけに後悔したくないですよね。
ですが、あまり気構えずに、ブラダルフェアはデート感覚で楽しみましょう。
チェックすべきポイントも確認しつつ、「ここで式を挙げたらどうなるだろう」と想像しながら決めるのもステキです。
一生の思い出に残る結婚式を実現してくださいね。
この記事が気に入ったらぜひシェアしてください